ワンラインでアクションパズルを実現するゲームバランス
元ネタはパニッカーST
1ターンの間に必ずひと組は消すことができるというのが、PB-100 の狭い画面で落ちゲーを可能にするミソでしょう!さすがですね!滝本さん!!
ということで、実はこのゲームのもとは滝本飛沫氏の『パニッカーST』なんです.
連鎖を実現せよ
パニッカーを友人といじっている内に現在の原型となるものが出来ました.矢印をブロックにするアイデアと消えるルールはパニッカーのままで、特殊ブロックは友人のアイデアです.
この特殊ブロックの導入により当時『ぷよぷよ』のヒットで落ちゲーの主流となった連鎖を実現したのです!
さらに、最初♦は矢印とともに消えていたのですが、現在のように残ることでゲーム性がより深くなりました.これに気付いたことでポケット通信へのアップロードを決意したのでした.
芳醇なる5年熟成
ポケット通信への投稿から5年、プログラムに大幅な無駄を発見したことでアップした時から気になっていたスコア計算・スピードアップのルールを見直すことができ、今回完成版の発表にこぎつけることができました.
すでに緒先輩方により何度も言われていることですが PB-100 プログラミングは侮れませんね.
付記
バージョンアップ履歴は「過去バージョンの保管庫」に移動しました.
参考文献
- 小山田 正人
- “ぽあぽあ”,ポケコンジャーナル 1996年 4月号,工学社
- 滝本 飛沫
- “パニッカー ST”,ポケコンジャーナル 1995年 3月号,工学社
- IZE☆CARIどん
- “改訂版 PB-100系ポケコンについて”,ポケコンジャーナル 1994年 12月号,工学社
- PBロッキー
- “Mr.T”,ポケット通信 Ver.3 CASIO 機フリーソフト
ポケット通信 Ver.3 への発表にあたっては、1998年1月当時に CASIO 機フリーソフトに発表されていた唯一の PB-100 用ゲームであった、きっしー氏の『BASEBALL'-やきゅうもどき-』を参考にさせていただきました.
移植作品
PB-100スピリッツ3
咳めぐ氏によるシャープ PC-E200 シリーズに移植された PB-100 用ゲームの4本パック.『DRY US』(たかじょゆうき。94年10月号)『ホワイト・リベンジャー』(陶治 彩絵 95年8月号)『Running trap』(悲しみの8KB 91年12月号)のポケットジャーナル掲載作に加えて、拙作『Mr.T』を収録する.
解説文では BASIC 実行速度の限界から採用した苦肉のスピードアップシステムを“リアルタイムレベルアップシステム”と分かりやすく命名して下さいました
.PBロッキーのツイートから編集して再録.
Saturday Night Aventure
JavaScript 製ゲームエンジン enchant.js を使ってPBロッキー自身の手で HTML5 に移植したもの.